サラリーマンに向いていない…。それなら『一人で起業』という手段がある!

日本でのサラリーマン人口(雇用者数)は6017万人です(総務省調べ、2020年12月25日公表)。

この中で、

「サラリーマンが天職!」

と思って働いている方は、どのくらいでしょうか。

反対に、

「サラリーマンに向いていない」

と思って働いている方は、どのくらいでしょうか。

気になるところです。

WATAは後者の思いを17年間持ち続けながらサラリーマンとして過ごしてきました。

勿論、嬉しいこと、楽しいこともありましたが、特に20代は辛かった思い出しかありません。

自分でも良く長期間に渡り耐えてきたと思います。

それでは、何故サラリーマンが合わないと思っていたのでしょうか。

そこで本記事では、サラリーマンが合わない主な理由と、起業家としてのポテンシャルについて考察します。

最後まで読んでいただければ嬉しいです。

 

何故、サラリーマンが合わないのか

サラリーマンが合わない主な理由を以下に記述します。

 

大勢と群れるより個人を好む

人には生まれ持った性格があり、集団の中で過ごすことに苦痛を感じてしまう方がいます。

幼少から学校に通いますが、特に学校は集団での行動が多いため、学校そのものが嫌になり、極端なケースでは不登校になる児童も存在します。

そこまではいかなくても、大勢の中に身を置いたら何故か疲れてしまうといった経験は、誰もが一度はしていると思います。

会社とは組織で事業を展開するため、否が応でも多くの同僚と関わりながら業務に取り掛かります。

その環境に馴染めないのであれば、そもそも会社員に向いていないと考えられます。

 

他人の目が気になり、顔色を伺ってしまう

同僚にどのように思われているか気になってしまい、相手のご機嫌を見ながら行動してしまう方がいます。

多くの場合、同僚はその人について何も思っていないのですが、ちょっとした言葉や仕草の変化に過敏に反応し、心が動揺してストレスが溜まっていきます。

自意識過剰とも捉えられますが、本人にとっては他人の顔色が気になって仕方がありません。

会社とは、ある意味で常に他人の目に晒される環境です。

それに耐えられないのであれば、サラリーマンが合わないと言えます。

 

人に合わせるのが苦手

会社では一般的に協調性が重んじられます。

よって同僚に合わせて業務に取り掛かることが多く、自分のペースで仕事に取り組むにはほど遠い状況に直面します。

他人のペースが合わずに心身共に疲弊してしまうケースがあり、それでは仕事を永続することができません。

この場合も、会社員が合わないと考えるのが妥当です。

 

会社への忠誠心や帰属意識が希薄

勤務している会社から、いわゆる”愛社精神”が求められることがあり、これに同調しないと組織の中で疎外感を味わいます。

若いうちは転職先も豊富にあるため、

「次の会社に転職しよう」

と身軽に行動できますが、ある程度の年齢になるとそうも行かず、

「会社への忠誠心は無いけど家族を養うためにここで働き続けている…」

との状況になりかねません。

“会社は単に給料をもらうところ”と割り切ることができれば問題ありませんが、どうしても会社への忠誠心が持てないのであれば、サラリーマンに向いていないと言わざるを得ません。

 

横柄な上司や顧客と関わりたくない

基本的に職場の同僚や取引先の担当者を選ぶことはできません。

同僚の誰もが良い人柄であれば問題は起きませんが、時には横柄な上司や顧客であっても、仕事をしなくてはいけないことがあります。

配置転換でもない限りその上司や顧客と付き合わなければならず、その状況に耐えられないのであれば身を置く環境を変える必要があります。

 

報・連・相が苦手で、単独で仕事を進めてしまう

組織で業務に取り掛かる場合、担当している仕事の進捗状況を上司に逐一報告する必要があります。

このやり取りが苦手で自分自身で仕事を進めてしまう方は、チームプレーが向いていません。

単独で仕事を進めてしまう気持ちも理解できますが、会社はチームプレーにより事業を展開しています。

報・連・相が面倒などと感じてしまい、且つチームでの仕事が合わない場合は、サラリーマンが向いていないと言えます。

 

社内の派閥や政治がくだらないと感じてしまう

「3人集まれば派閥が生まれる」

と言われますが、会社とはそれ以上の従業員を束ねた組織です。

よって会社で派閥ができるのは避けられません。

そもそも、人は”群れる生き物”です。

周りの人と良好な関係を築き仲間を増やして、集団の中で自分自身の居場所を確保する。

そして組織の中で権力者の庇護に入り、身の安全を図る。

人はこのような本能を持ち、組織では各人が心の奥底の気持ちに根差して行動することで、自発的に”派閥”が生まれます。

そしてその保身に入る行為が、客観的に観察すると実に滑稽で情けなく映る場合があり、

「派閥なんてくだらない。自分はあのような人間にはなりたくない」

と考えてしまうのも頷けます。

しかし、大きな組織の中で一匹狼では孤立し易いのも事実です。

漫画の島耕作のような働き方は、大抵の会社員が出来ないからこそ憧れを抱きストーリーとしての魅力を引き立てますが、勿論あれはフィクションで、実際には”長い物には巻かれろ”が現実的な処世術です。

それでも社内の派閥や政治に関わりたくないのであれば、その方はサラリーマンに向いていません。

 

会社での出世を望まない

会社内での出世を望まない会社員が増えています。

「管理職になると残業代が出なくなる」

「給料はさほど上がらないのに責任だけ取らされる」

実際に傍で上司を見てきて、このようなネガティブな印象が植え付けられたのでしょう。

但し、役職が付かない社員のままだと、社内での立場が危うくなります。

万が一、会社の業績が落ちコスト削減のため人員整理を実施する場合、真っ先に対象となります。

このような不安を抱えながら会社員生活を送るのも精神衛生上良くありません。

つまり会社での出世を望まない方は、サラリーマンに向いていません。

 

会社の規則や習慣に馴染めない

会社は独自の規則の下に活動しています。

出社時間、昇給の度合い、有給休暇の日数…。

様々な規則で拘束され、”会社に合わせながら”生活しなければいけません。

また新年会や忘年会、その他の恒例行事などが実施される場合、気が進まなくても参加しなければいけません。

参加しても楽しくないのは自明ですが、それでも参加を半ば義務付けられるのは大きな苦痛です。

これらの会社側から強制的に押し付けられた規則や習慣に馴染めないのであれば、会社員に向いていません。

 

理不尽なことに我慢できない

組織の中に身を置けば、理不尽な出来事を味わうことがあります。

その際、周りの同僚がフォローするのであれば本人も受け入れることができますが、フォローが無いために職場での信頼関係が崩れてしまうと、職場での居心地が悪くなってしまいます。

本人が過去に起きたことは気にしない性格であれば問題ありませんが、根に持つタイプは耐えられないでしょう。

そのような理不尽は誰もが一度は経験しますが、我慢できないようであれば会社員には向いていません。

 

非効率な仕事の進め方にイライラする

例えば同僚と共に仕事をする場合、能力やスキル、経験に差があると、相手の仕事の進め方にイライラすることがあります。

個人同士での問題であれば能力がある方がフォローすれば何とかなりますが、これが組織ぐるみで非効率な仕事をしていると、その進め方を変えるのは一難儀です。

上司に助言して改善されれば問題ありませんが、何も変わらないとイライラが募り、大きなストレスになります。

組織の中で仕事をすると、このような問題に少なからず直面しますが、この非効率性が我慢できないのであれば、会社員で収まるのは難しいでしょう。

 

サービス残業が本当に嫌だ

近年は改善されつつありますが、サービス残業が常態化している会社が今もなお存在します。

サービス残業は違法ですが、会社によっては残業を申告しないように強制させる例も報告され、サービス残業は現時点でも根絶されません。

会社を相手取り訴訟を起こす事例も見受けられますが、その場合はそれなりの資金が必要になり、誰もが可能な手段ではありません。

サービス残業が嫌という場合、労働時間を自分の裁量で決められる立場になるほうが賢明です。

 

自分が理想とする将来像がある

かねてから自分自身が思い描いていた将来の姿があり、それが会社員では叶わないのであれば、サラリーマンを辞めるしかありません。

 

転職しても同じことが起こる

サラリーマンが抱えている問題は、転職すれば解決する場合があります。

しかし、転職先の新しい職場でも前職場と同様、もしくは別の問題が起こるのは否定できません。

つまり人が集うところ、どこも似たような問題を抱えていると考えた方が賢明です。

WATAは吸収合併や転職、取引会社への半年間の出向など、幾つかの職場に身を置いて働いてきましたが、やはり人間関係をはじめとする様々な問題を目の当たりにしてきました。

居心地の良い職場で何の不満も無いのあれば、転職することはありません。

現在の職場で問題を抱えているから転職するのです。

サラリーマンは、大なり小なり会社にまつわる不満を持ちながら仕事をしています。

そして従業員が離職しない会社はほぼ存在せず、社会から転職が無くなることはありません。

 

会社員が合わない方は、起業家のポテンシャルを秘めている

サラリーマンに向いていないと常々思っていた方は、実は起業家としての素質があります。

  • 単独で仕事を完結することができる能力の高さとバイタリティー
  • 会社員の枠に収まらない器の大きさ

これらは起業家に必要不可欠な要素です。

WATAは2つとも持ち合わせていないと自負していますが、こんな私でも何とか一人でやっています(笑)

上記の特徴を持ち合わせている方が起業すれば、そのポテンシャルを思う存分に発揮することができます。

そして水を得た魚のように活躍し、本人も心身共に充実した日々を送れることでしょう。

 

手慣らしに副業から始めてみよう

とは言え、いきなり起業というのも突飛な話です。

サラリーマン時代に培った知識やスキル、経験を活かして起業するケースは多いですが、それが事業として成立しない場合は、起業に躊躇するのも無理はありません。

そのような方は、手慣らしに副業から始めてみましょう。

副業というと少し軽んじられる向きもありますが、それでも立派なビジネスです。

未経験の分野でも副業を始め、しっかりと稼げるようになるまで続けてみましょう。

副業は基本的に一人で作業して収入を得るため、全て単独で完結します。

会社員の場合、配属された部署の領域から出ることは無いため、お金の流れが肌感覚で分からないことがあります。

副業のメリットは単に副収入を得るだけではなく、どのようにすれば稼ぐことができるかを考え、そしてお金の流れを掴むことが出来る点にもあります。

副業で実績を出せば起業する自信になり、収入を資金に起業することが可能です。

 

まとめ - サラリーマンから抜け出す方法として、起業は有効な手段

ここまで、サラリーマンが向いていない理由と、起業家としてのポテンシャルについて考察しました。

WATAのようにサラリーマンが合わないと感じている方は、1人での起業も視野に入れてみましょう。

起業すれば、会社員時代とは違った景色が見えます。

先ずは副業のようなスモールビジネスでも構いません。

副業における一連の作業や実績が、起業への予行演習になります。

しっかりと実績が出るようにチャレンジしてみましょう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました